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SAGA HIRAKAWAYA
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佐嘉平川屋について
2022.03.28
こんにちは。
佐嘉平川屋代表の平川です。
皆さんはMBAってご存知でしょうか?MBAとは経営学修士と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位のことです。MBAプログラムを提供している大学院は、ビジネススクールと呼ばれています。ハーバード・ビジネススクールなどが有名ですよね。
ビジネススクールでは、ケースと呼ばれる過去の企業の成功・失敗事例を描いた教材があり、それをもとに自らがその主人公であったとしたらどのように行動するかを疑似体験することで学んでいきます。何時間も予習してクラスに臨むわけですが、クラスの中でメンバーと自分の考えをぶつけ合って議論をし、場合によってはプレゼンを行います。
実は、私も2015年からグロービス経営大学院に通い始め、2016年に本科生として正式に入学し、多くのケースに向き合いました。グロービスに通い始めたのは、ある程度会社が軌道に乗り始め時間的・精神的余裕ができた時に、そもそも自分は経営の全体像がわかっていないのではないかと気がついたから。加えてこれまで立て直すためにやってきたけれど、立て直すことができたその後はどこに向かうべきなのかを考え始めたからです。
入学してからは多くを学び、多様な価値観に触れ、生き方そのものを考え直すきっかけを得ることができました。そしてフラットに付き合える幅広い年齢層の友人を得ることができました。仕事をしながら学ぶというのは大変ではありましたが、グロービスに入ってよかったと心の底から思っています。そして2018年に無事卒業してMBAを取得し、卒業式では光栄なことに通っていた福岡校の代表として謝辞を述べさせていただきました。
そこで一旦区切りがついたと思っていたのですが、卒業直後にお世話になった講師の先生から、なんと佐嘉平川屋をケースとして取り上げても良いかとオファーを頂いたのです。以前、自社のことについて事業継承者が集まった会でプレゼンをしたことがあり、通っていた福岡校の責任者の方がご覧になられていたこともあって、推薦いただいたようでした。
先日までケースで学ぶ側だったので、本当にびっくりでした。しかもレポート回という1科目6回のクラスうちもっとも重要な回のケースになるということで尚更びっくり(2022年4月以降はレポート回ではなく通常回になるようです)。そして2019年から実際のクラスでケースとして取り扱ってもらっています(SRO:ストラテジック・リオーガニゼーションという企業再生を取り扱う科目のケースになります)。ケースになるのはほとんどが大企業で、おそらく豆腐屋としてケースで取り上げられたのは初めてだと思います。
ケースの舞台は、2004年の秋における佐嘉平川屋。私がもっとも苦しんでいた時の話になります。今でも考えることがありますが、あのタイミングで判断を誤っていたら、今の佐嘉平川屋は存在していないかも知れません。このクラスを受ける方は、みんな当時の私の立場になって、必死になって考えてくれるわけです。すごいことだと思いませんか?
いずれにしてもお陰様で、グロービスで学ぶ方は当社をご存知の方が多く、わざわざ嬉野店にお越しいただいたり、嬉野で合宿する際に呼んでいただいたりとたくさんのご縁をいただきました。時々クラスにも出席させてもらいお話しする機会もいただきました。グロービスの年一回の大規模なカンファレンス「あすか会議」では、初めて会った方に突然写真撮影を求められるなど生まれて初めての経験もさせてもらいました笑。
そのほかにも、さまざまなところで登壇させてもらう機会を頂いたり、本当にありがたく思っているところです。
もし縁あってグロービスに通う機会があれば、ぜひSROというクラスを受けていただければと思います。