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SAGA HIRAKAWAYA

佐嘉平川屋について

2021.05.13

佐嘉平川屋の通信販売の物語

こんにちは、佐嘉平川屋です。
五月晴れの美しい空が広がる季節になりました。皆さまいかがお過ごしですか。
今回は「佐嘉平川屋の通信販売」の物語をご紹介をさせていただきたいと思います。

1989年から続く通信販売

佐嘉平川屋では、30年以上前から通販を行っています。よくよく調べてみると開始したのは1989年、まだバブル期だったようです。そもそもは佐賀県出身の元プロ野球選手加藤博一さんが、温泉湯豆腐をお歳暮で使いたいと言っていただいたのがきっかけ。その後、加藤博一さんには温泉湯豆腐をプロ野球界や芸能界など各方面へ広めていただき、そのおかげで苦しい時期を乗り越えてきたこともあり、佐嘉平川屋の恩人だと言っても過言ではありません。

様々なハードルを乗り越えてきたお豆腐の通信販売

とはいえ、お豆腐の通販をやるにあたっては、いくつもハードルがありました。

冷蔵で重量もあるので送料が高い、賞味期限も短いのでお客様がご不在だとお届けできない場合がある、ちょっとした衝撃でお豆腐が壊れてしまう、温度管理がシビア、などなど。

とにかく、普通の壊れにくい常温商品を扱うのに比べてお豆腐の通販は数段難しい。通販を始めたのは二代目の時代ですが、まだお取り寄せが一般的でない時期で、なおかつ何のリソースもない地方の豆腐屋には非常に大変なことだったと思います。しかしながら、スーパーで安売り競争の代名詞であるお豆腐の価値を少しでも上げようとチャレンジしたのだと思います。

当時の通信販売のかたち

もちろん今みたいにホームページから注文できるわけもなく、受注は電話、F A X、郵送の時代。現在は、メディアなどで取り上げていただくとホームページから注文をいただくことがほとんどなので事務所は意外と静かですが、20年前はテレビに取り上げられると、その直後から電話ラッシュ。数日間は電話が鳴りっぱなしで事務所はパニックになっていました笑。

20年前頃から徐々に通販の割合が増えてきたのですが、歳暮期に注文が集中するため、毎年12月は製造も出荷も事務所も本当に忙しく、みんな必死で頑張ってくれました。お客様にご迷惑をおかけすることも多々ありましたが、毎年事務所も現場もオペレーションを改善し、正確性と生産性を向上させてきました。また、輸送途中にお豆腐が壊れないようにと、梱包方法や豆腐のパッケージそのものを変更したりしてきました。とにかくトライアンドエラーを繰り返しながら、現在の形に行きついており、今後も少しずつ改良を重ねていくのだろうと思います。

コロナ禍で佐嘉平川屋を支えたオンラインショップの存在

実はこうした取り組みをずっとやってきていてよかったとしみじみと感じたのが、コロナが広まってからです。特に昨年(2020年)の4、5月は、嬉野店で飲食をストップ、3月にオープンしたばかりの福岡のTOFU&CAFÉ hirakawaya.は完全休業となり、いったいどうなってしまうのかと気を揉んでいたのですが、店舗に来店できなくなったお客様を初め、たくさんの方々が通販でご購入いただきました。そのおかげで、経営的には大きなダメージを受けることなく今に至ることができ、改めてご利用いただいた方々に心より感謝申し上げる次第です。

特に今年の母の日では、例年にないご注文をいただきました。母の日は5月の前半ですので徐々に暖かくなってきている時期ですが、温泉湯豆腐のご注文が特に多かったようです。ちょっと前までは冬場でもないのに湯豆腐なんて、と思われる方も多かったように思いますが、ここ数年は春から夏にかけても温泉湯豆腐を贈り物に使っていただくことも多く、店舗においても夏でも遠方から温泉湯豆腐を目当てに来られる方も多かったように思います。

父の日の贈り物にもぜひご活用ください

来月6月20日(日)は父の日です。以前より母の日以上にご利用いただくことの多かった父の日でも、佐嘉平川屋のお豆腐をご活用いただければ幸いです。

佐嘉平川屋オンラインショップ 父の日特集はこちら

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