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SAGA HIRAKAWAYA
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開発ストーリー
2021.04.21
こんにちは、佐嘉平川屋です。
並木を染めていた花びらが散り、春光を浴びた緑がまぶしい季節となりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
今回は佐嘉平川屋の定番商品「温泉湯豆腐」の特徴を、よりわかりやすくお届けしたいと思います。
温泉湯豆腐は、もともと嬉野温泉にある旅館の朝食の定番メニューとして提供され、数ある朝食のメニューの一つとして楽しまれていました。
温泉湯豆腐は旅館によってさまざまな提供の仕方がありますが、お豆腐と温泉水を小さな鍋に入れて固形燃料で温める形態が多く、そのため固形燃料のような弱い火力でも溶けるように、溶けやすさがお豆腐には求められていました。
溶けやすくするには、豆乳の濃度は比較的薄くて柔らかいお豆腐がいいのですが、そういうお豆腐だと長く火をかけているとすぐにお豆腐が溶けて無くなってしまい、また豆乳の濃度も薄いので白濁したスープも淡白な味わいになります。
一方、佐嘉平川屋では、旅館のように固形燃料で温泉湯豆腐をするのではなく、通常のコンロの火力を前提としています。また、温泉湯豆腐のみならず白濁したスープで鍋としても楽しんでいただきたいと考えています。
ですので、固形燃料を前提にしたお豆腐よりやや溶けるのに時間がかかりますが(しっかり煮込むことで真価を発揮します)、あえてお豆腐の豆乳の濃度を高めにすることにより、鍋にしたときにすぐに溶けてしまうということはなくなると同時に、温泉湯豆腐がとろっと濃厚で食べ応えがあるのはもちろん、湯葉もできやすく、鍋にしたときにクリーミーな味わいが楽しめ、最後の雑炊も美味しく召し上がれるようになっています。
一度で三度楽しめる、それが佐嘉平川屋の温泉湯豆腐の特徴なのです。