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SAGA HIRAKAWAYA

お豆腐づくり

2021.07.09

もう一つの看板商品「濃い豆腐」

日本一美味しいお豆腐を決めるイベントとして、全国豆腐品評会が2015年から京都で始まり、2016年は熊本、2017年は東京、2018年は北海道、2019年は岡山と全国各地で行われています(2020年は残念ながらコロナの影響で中止となりました。2021年はイレギュラーな形での開催になりそうです。)。毎年、上位入賞を目指して全国のお豆腐屋さんが参戦し、いくつものドラマが生まれています。
この品評会には全国から多くのお豆腐たちが出品されるため、北海道、東北、関東、近畿、中国・四国、九州・沖縄などエリアごとの予選があります。その九州・沖縄地区予選を運営しているのが、私が会長を努めている九州・沖縄豆腐業研究会になります。審査は、全国大会に準じて、絹、木綿、寄せ、充填の4部門で行われ、総合得点がもっとも高かった商品には最終優秀賞が与えられます。審査は公平性を保つため、お豆腐屋さん以外のさまざまな経歴の方々を審査員にお招きし、ブラインドテストにて行われます。

全国豆腐品評会、九州・沖縄地区で最優秀賞に選出

その直近の九州・沖縄地区予選(2019年8月)において、出品された七十数点の中から最優秀賞に選ばれたのが、「濃い豆腐」です(ちなみに当店のお豆腐は、充填部門の金賞に「濃い豆腐」、銅賞に「美味しいとうふ」、絹部門の銀賞に「寄せ職人 絹」が選ばれています)。
審査員による審査が終わってから集計作業が終わるまでの間に、出品者もエントリーされたお豆腐を食べることができるので一通り食べてみたのですが、率直にレベルが一段と上がっていたという印象でした。それだけに結果が発表された時は本当に驚きました。
うちの看板商品は温泉湯豆腐や豆乳もちなど地域性が強く、一般的なお豆腐とは毛色が違う商品なので品評会では審査対象にならないのですが、それらとは違ういわゆる一般的なお豆腐で客観的に評価されたことは、豆腐の製造技術を認めていただけたようで非常に嬉しかったですし、自信にもなりました。スタッフが、一生懸命頑張ってくれていたのを知っているので尚更です。

濃い豆腐とは

もともと濃い豆腐は、嬉野店をオープンした時に嬉野店専用で作ったお豆腐であり、限界まで豆乳を濃くして作ったらどんなお豆腐になるんだろう、と思って作ったお豆腐です。非常に難しいトライでもあり、当時、そもそも世の中にそこまで濃い豆乳を使ったお豆腐は私の知る限り存在していなかったので、販売できる形にするまでにいくつもの課題があって、納得のいく形になるまでに相当に時間と労力を要したので本当に大変でしたし、その分思い入れもあります(この話だけで一晩語れます笑)。通販を除けば、ここ10年で最も売れたお豆腐だと思います。
もし店頭で見かけたらお手に取ってもらえれば幸いです(濃い豆腐の新デザイン版として「濃厚豆腐」という商品もありますのでこちらもよろしくお願いします)。

濃い豆腐5個セット
https://www.saga-hirakawaya.jp/products/detail/64

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