Greeting代表メッセージ

佐賀のお豆腐文化を
世界に発信したい

佐嘉平川屋は、戦後間もない昭和25年に私の祖父が創業しました。お店に直接買いに来られたお客様に販売するところからのスタートでした。豆腐屋というのは小資本で始められる商売であり、戦後に多くの豆腐屋が生まれ昭和35年には全国で50,000軒以上がありました。 現在のコンビニ並みの数です。それが、製造技術の向上による大量生産や賞味期限の延長、スーパーのチェーン化、物流の進化などにより豆腐屋の規模化が始まりました。その結果、価格競争が激しくなって、多くの豆腐屋が淘汰されてきました。 直近では5000軒程度となり、ピーク時の10分の1程度の件数となっています。私たちはそういう厳しい環境の中で、いかに付加価値の高いお豆腐を作るかを考え、その活路を地域性に見出しました。


私たちの会社は佐賀県にあります。
佐賀県は、温泉湯豆腐やごどうふなど地域に根ざした独特の豆腐文化があり、全国でも有数の大豆の栽培地で質の高い大豆が豊富に採れる地域です。佐賀という地域性を軸にして商品を差別化し、それを既存の販売先であるスーパーから、通販や店舗での販売にシフトしてきました。


通販では全国の豆腐屋の中で最も販売している豆腐屋になることができました。主力店舗である嬉野店では、広域からたくさんのお客様がお越しいただき繁盛店になることができました。そうして独自のポジションを獲得し、全国でも有数のブランド力を持った豆腐屋になったと自負しています。ですが、私たちはまだまだ満足しているわけではありません。


2022年秋にはフラッグシップとなる店舗を創業の地、武雄に作る予定です。


それを足がかりに単にお豆腐を食べていただく店に留まらず、武雄温泉の活性化を図り活力ある地域づくりにつなげていきたいと思っています。 佐賀といえばお豆腐と思われるようにしていきたいと思っています。さらにブランド力を強化して海外にも進出したいと思っています。 ブランド力とスーパーに頼らない新たな販路の開拓、働きやすい環境づくりで、次世代の豆腐屋を作り上げ、豆腐屋のロールモデルを作りたいと考えています。そのためには、多くの方の力、多様な価値観が必要です。


私たちはこれからもどんどん変わっていきます。


これからもっともっと地域のために、業界のために、日本のために貢献していきたい、そのために皆さんの力を貸してください。


皆さんが私たちの仲間になってくれることを心より願っております。

佐嘉平川屋 三代目店主平川 大計