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SAGA HIRAKAWAYA

お豆腐づくり

2021.06.07

安心・安全な豆腐づくりへの取り組み

夏の気配も感じられ、明るい若緑色が、段々と濃い緑色へと深まっていくこの頃。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

本日は佐嘉平川屋の安心・安全なお豆腐づくりへの取り組みにしてご紹介します。

食品の衛生水準を守るための工程管理システム”HACCP”

HACCPという言葉を聞かれたことがありますでしょうか?
簡単にいうと食品の安全を担保する仕組みです。

実は2021年6月から食品を扱う事業者に対してHACCPによる衛生管理が完全義務化されました。これは食品工場のみならず飲食店も対象になっています。これにより、豆腐業界も少なからず騒然としていたのですが、佐嘉平川屋の本社工場では2015年9月にHACCPの手法を取り入れた食品安全マネジメントシステムISO22000を導入しています。これは第三者機関による認証が必要なので今回義務化されたものよりも格段にハードルの高いものになっています。豆腐屋は他の食品と比べ規模感が小さく体力もないところが多いため、豆腐屋でISO22000のような認証をとっているところは多くはないと思います。

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ISO22000取得のきっかけ

このISO22000を取得しようとしたきっかけは、2000年以降に相次ぎ発生していた食品メーカーによる食中毒、偽装、事件などが後を経たず、食の安全に対する消費者の方々の目が厳しくなっていったから。そもそも当社が作ったお豆腐が客観的に安全であることは絶対条件ですが、第三者のチェックが入ることにより、客観的に安全というだけでなくお客様に心理的に安心であると感じでほしいと思っていました。もちろんさらに安全性が高まることも期待していました

ISO22000認証取得までの道のり

もともと当社は、衛生管理に厳しいことで知られている生協との取引もそれなりにあって、ある程度の知識も蓄積し、管理も行っていたつもりだったのですが、それでもISO22000の認証を取るまで非常に大変で、専門のコンサルタントに指導を仰ぎながら、現場の作業で忙しいスタッフに時間を作ってもらい頑張ってもらったことを思い出します。当時は工場も古かったので管理する項目が多く、尚更大変でした。その後2018年4月に工場を大幅に増設して工場内部が新しくなり管理しやすくなったことや、そもそも何年も積み重ねてきたことで衛生管理に対する意識が向上し、しっかりとやり方が定着してきたので、現在は随分やりやすくなったように思います。その時の話は、大手企業が合同で主催するセミナーなどでも何度か話させてもらいました。

安心・安全は、ちょっとした気の緩みから崩れていくので、関わる全てのスタッフの意識の持ちようが最も重要です。これからも食品メーカーとして何よりもまずは食の安心・安全を最優先事項かつ大前提とした上で、これからも美味しいお豆腐作りに取り組んでいきたいと思っています。

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